旧現地レポート

8/15-22長期自然学校小菅村5日目(8/19)

昨晩は山で一夜を過ごし、本日13時頃に全員元気にキャンプ場へ戻ってきました。


以下は、昨日のご報告です。
キャンプ場を出発してからは2時間ほどで大寺山の山頂に到着しました。
4食分の食事をはじめ、水筒、予備水、寝袋、防寒着など沢山の野宿装備をリュックに詰め込んできたので、山頂に着いてからはひと休み。
その後は、山時間を満喫するため、リーダーは時計を外し、太陽の明るさやお腹の空き具合で行動を決めていました。


まず始めたのはテント張りです。
ロープを張る程よい間隔の木を探し、背中が痛くないように木の枝や石をどけてブルーシートを使った簡易テントの設営を進めます。
しかし、実際の自然地形を目の前に苦戦をしている班もありましたが、基本にとらわれず、悩んで相談して納得のいく寝床を作り上げることができました。


続いて、薪集め。
リーダーが夜通したき火をするため、大量の薪を拾い、太さ毎に仕分けをして終了。
いよいよ待ちに待った自由時間へ。
鬼ごっこや虫探し、トランプや歌を歌ったりとやりたいことを満足のいくまで楽しみます。
日暮れ前に「お腹すいた」という声があちらこちらから聞こえ始め、今夜の行動食のレトルトカレーを湯煎して温めて夕食に。
夕食後は、班ごとに寸劇を考えてリハーサルを行い、準備ができ次第「スタンツナイト」を開催。
たき火とみんなの懐中電灯の明かりを照らして、各班のスタンツが始まりました。
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子どもたちの本気の演技に、その場のアドリブと独特な間が混ざり合い、終始笑いが絶えません。
全て見終えてから、一人ひとりが恥ずかしながらも楽しそうに演じていたので、今回は順位をつけずに大きな拍手で終わりました。
そして、夜空を見上げると一面の星が目に飛び込んくるほどの迫力。
夏の大三角形やイルカ座、矢座の話をしました。

さらにたき火を囲い、「全力少年」「あなたに」「ドラえもん」「がんがん」などみんなの大好きな歌を熱唱。
夜の最後を焼きマシュマロで締めくくりました。

テントに入ってからも、わくわくドキドキが絶えません。
長袖長ズボンに防寒着、レインウェアを着てから寝袋に入り就寝しました。

今朝起きてからテントをのぞくとモゾモゾと物静かにトランプをやっているこどもたち。
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みそ汁やクラッカー、ビバーク恒例の梨丸かじりなど、日常ではない行動食を楽しみ1日が始まります。
夜露でぬれたシートを干し、荷物をまとめて帰ると思いきやもうひと遊び。
広い山頂を惜しみなく楽しんでビバーク地を後にしました。
下山時は、子どもたちの歌声や笑い声がBGMに。
行きと比べると荷物がはるかに軽いので、表情にも余裕がありました。

キャンプ場に戻ってからは、全員そろってゴールできたことで一体感が強まります。
片付けを手早く済ませて、早めのシャワーを浴び、午後はのんびりタイム。

夕食は焼きそば。
しかし、野宿明けの子どもたちはやたら白いご飯を欲しがるので、急遽ご飯も炊きボリュームたっぷりの夕食に。

夜は、ありったけの楽器と子どもたちの歌声を合わせて力強いセッションでプログラムがスタート。
続いてキャンプで大人気の「マネーゲーム」を行いました。
班対抗戦の末、まっこい班が優勝。

本日の消灯時間は20時30分とし、野宿の疲れ睡眠で回復できるよう早めに就寝しました。

ここまで全体的な盛り上がりにおいては申し分ありません。
ただ、仲が良くなってきたからこそ起こるケンカや悩みを抱えるメンバーが出始めているので、その都度リーダーと一緒に解決へ向けての相談を挟んでいます。
残り3日間となりましたが、さらに仲良く、楽しく、このメンバーでしか作ることのできない思い出を重ねていきたいと思います。

にいやん