表と裏に絶対はない
この世界は、+(プラス)と−(マイナス)、陰と陽、表と裏できている。キャンプに置き換えても思い当たる節があります。楽しさの裏にある危険というものです。

リーダーにとって必要な能力の中に、リスクマネジメント能力というものがあります。「リスクをマネジメントする?」とは、いったいどういうことなのでしょうか。
解説すると、危険を察知し未然に防ぐことを危機管理能力と言い、これをかっこよく言うとリスクマネジメントとなります。活動は楽しくなくてはいけませんが、同時に安全も守られていなくてはなりません。安全と危険、この表と裏。どちらにバランスが傾いても、マイナスに力が働きます。「車を運転中、あの角から人が出てきたらどうしよう」そんなとき、減速しますよね?でも、至る所(明らかに安全な場所)で減速していたら日本中大渋滞です。要するに、楽しさと安全のバランスが保たれていることがとても重要、いや、保たれていなければいけないのです。
ただ、どこからが危険なのか、逆にどこまで子どもに任せていいのか、常に頭を痛める悩みなのです。リーダーも楽しまなきゃ子どもも楽しくない☆って、よくニュアンス的に間違えられるかもしれません。間違えではないですが、それ以上に子どもを見る!方が重要です。楽しみながらもよく見ている、少なからず、そう、最低限必要なことなのです。極論を言ってしまえば、何もさせないのが安全なのですが、それでは楽しい活動とはならない。活動中の安全を守るために、リーダーとして、「安全に絶対はない」と思い、子どもたちの活動に介入してしまう(中に入っていく、時には活動を止めてしまうこともあります)ことが多くなっている気がしますが・・・。悩み解消の特効薬があるならば、銀座の宝くじ売り場のように並んででも買いたいと思うのです。
よく自己責任という言葉を耳にします。少なからず、参加者の子どもたち(学年や時と場合によりますが)には、自己責任が発生する場合があります。勿論、私たちリーダーにも子どもたちを預かっているという責任があり、リーダーの視点として子どもたちをよく観察し安全に、ということは、いわば責任を超えて義務なのです。脅しに聞こえてしまうかもしれませんが、自然の中で活動するということは危険と常に隣り合わせです。少なからずリスクを伴っています。それを未然に防ぐことに私たちスタッフは全力を注がなくてはいけない。大げさに言うのであれば、「使命」とでもいうのでしょうか。
「安全と危険」のバランスを保つのが難しい、いや、だからこそキャンプが面白いと感じるのではないでしょうか。緊張感の中でやるからこそ、楽しく過ごせる。
そう考えると、頭の痛みが少し消えたような気がします。
(J)