旧現地レポート

8/15-24小菅村長期6日目(8/20)

昨晩はビバーク体験(野宿)として大寺山で1泊し、本日14時30分頃にキャンプ場へ無事戻りました。


昨日ビバーク地へ到着してからは、「山時間を体感して過ごそう」とリーダーも子どもたちも全員時計を外します。
そして、夕暮れまでに何をしておくべきかを相談。
夕方以降に雨が降る想定で考えた結果。
1つ目は、寝床作り(テント設営)。
2つ目は、焚き火用の薪を集めること。
3つ目は、思いっきり遊ぶこと。


平らで、水捌けの良さそうな場所を探して班毎にテントを建てました。
建てたテントは5張、班の数は4班ということで宿泊するテントの割り振りについて子どもたちから意見が出ます。
相談の結果、班を混ぜたいという意見が多くありましたので、くじ引きでテント割りを聞めることにしました。
しかし、紙もペンも無い。
どうしようかと悩んだ末に、ややぬかるんだ地面を利用して、子どもたち30人分のあみだくじを作ることにしました。
リーダーが30本のあみだくじに横線を入れて、子どもたちがあみだの上を歩いて進み、テント番号を振り分けます。
どのテントも程よくメンバーが混ざり、テントから聞こえる声もとても楽しそうでした。


続いて薪集め。
軍手を着けて、乾いている薪を探します。
集めた薪は太さ別に分けて、長さもある程度揃えておくところまで。
また、タープの下に火を炊くスペースとして、石かまどを作ってくれました。
夜の準備は万端です。
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しばらく子どもたちとリーダーで自由遊びが続き(鬼ごっこや虫探し、おしゃべり会など)、夕暮れ前に行動食のカレーライスを食べました。
食べ終わる頃には辺りは真っ暗に。
霧もかかり、ひんやりしてきたので、ライトやカッパなど身支度を整えます。
子どもたちのリクエストで夜の時間はスタンツをやることになり、班ごとの練習タイムがスタート。
そして、数十分後に全員が集まってスタンツ大会を始めようかといったタイミングで雨脚が強まり、一時待機。
タープテントの下でたき火を囲い、数名のメンバーがキャンプソングを歌い始めると、他のメンバーも合わせて大合唱!
タープを叩きつける雨音に負けないくらい大きな声で、全員の歌声が響き、周りから見ると過酷な時間に思われる場面が、長期メンバーにとっては全力でその場を楽しめた思い出に残る時間となりました。

子どもたちの思いが届いたのか、40分ほどで雨も上がり、デザートに焼きマシュマロを頬張ってテントに戻り就寝しました。

リーダーは万が一のためにたき火をしながら子どもたちのテントを見守ります。
しばらくすると笑い声が聞こえなくなり、テント村が静まり返ります。
その後もリーダーがキャンプの話しで盛り上がってくると時折子どもたちの寝言が聞こえてきます。

0時頃には雲が晴れて、村一番の星空が広がり、リーダーは大興奮。
この星空を子どもたちにも見せてあげたかったです。

今朝、目が覚めるとリーダーの周りは子どもたちが囲っていました。
朝食のクラッカーやリンゴ、味噌汁などを食べて体に栄養補給。
その後、濡れたテントを撤収し、荷物をまとめます。
そして昨晩から温めてきたスタンツ大会の始まり始まり。

お互いの出し物をしらずに準備していたので、本番は演じるのも見るのもわくわくドキドキ。
順番に披露していると、今まで見えなかった意外な一面を目の当たりにし、観客側は大笑い。
各班の雰囲気が伝わる温かい内容で、沢山笑わせてもらいました。
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お昼前に下山を始め、キャンプ場にケガなく無事に戻りました。
寝袋を干し、荷物を片づけ、シャワーを浴びてきれいさっぱり。

ビバーク明けの夕食は、豚すき焼きです。
今夜の優勝もまたまたあん班。
それぞれ自分の班を食べた後に、他の班を回り「味見させて~」と食べ比べていました。
それも他の班のメンバーとも仲良くなったからではの光景かと思います。

夜は、22日に長期キャンプ祭りを実施することになっていて、内容や運営についての相談会をしました。
5つの内容と担当班を希望制で別れるところまで行い、続きはまた明日。
ビバークで体力も消耗しているはずなので、今夜はぐっすり眠ろうと早めに部屋へ戻りました。

にいやん