旧現地レポート

3/26-30鹿島槍3日目(3/28)

スキーキャンプ鹿島槍、5日間コースの3日目。折り返しの日です。

朝食時に窓の外を見ると、スキー場は濃い霧で包まれていました。
視界がほぼ無い状態だったので、朝の準備時間にゆとりを持たせて集合します。
春は雪があまり降らない分、雪面に付いた埃や雪上車の油などがスキーに付着することがあるので、子どもたちの板を確認してみるとベトベトに汚れていました。
この状態では気持ちよく滑ることができないため、みんなでクリーニングタイム。
子どもたちも自分の使っている板の汚れをクリーナーを使って落とし、きれいになった滑走面に新たにワックスを塗り込んで準備万端。
こうして自分で手入れをしてみると、道具に愛着も沸き、その気持ちが滑りにも出てくるはず。
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視界が見えにくい時は、周囲の状況を良く確認してから滑り出すこと、いつでも止まれるくらいのスピードを保つことなど、安全に滑るためのポイントを伝えてから滑り始めました。 朝一番の練習は、スキー板の上でバランスを取りながら運動を幅を広げていくための練習です。
これまでバランスをとることで精一杯だったメンバーが、体の色々な部位を滑りながら動かしていくことで、積極的な滑りに進化してきました。
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その横を颯爽と滑りぬけていく上級班のメンバー。
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休憩の様子をのぞいてみると、女の子たちはリーダーを囲って恋バナ。
ヤンチャな男子は、ひたすら雪遊び。
その2人と遊んでくれている女子高生メンバーが1名(笑)。
みんな仲良しです!
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午後は、全スキー班が5番リフトの上部に大集合。
そして、全員揃って「春のコブツアー」へ出発!
子どもたちの技術の差はありますが、雪の状況といつも以上に手厚くフォローできる態勢だったので、子どもたちのリクエストに応えました。
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コブに合わせて、連続ターンをして滑っていく上級メンバー。
斜面の横幅を目一杯使って斜めに移動し、ハの字で向きを変えて確実に1ターンずつ降りていく中級メンバー。
転ぶことがあっても、最後までゴールを目指して挑戦していました。
先に滑り下りた子どもたちも、斜面下から「頑張れ!頑張れー!!」、誰かが転ぶと「あっ、大丈夫~??」と大きな声でフォローしてくれます。
そして見事に全員が自分の力でコブ斜面を滑りきることができました!
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何とか滑り降りて来た中級班のメンバーはこの1本でコブを終わりにするかと思っていましたが、この後にもう2回コブ斜面を滑ったそうです。
コブの楽しさを知ってしまいましたね(笑)

こうして3日目もたっぷり滑りました。

今夜のプログラムは、合同キャンドルファイヤー。
キャンドルの火を囲い、歌って踊って大盛り上がり。
沢山の笑い声が響き合うことで、楽しい夜を過ごすことができました。

さぁ、明日はスキー検定。
楽しくスキーしたいと言っていた高学年メンバーも、午後の後半に検定を意識した練習をリーダーにリクエストして滑っていたようです。
子どもたちの頑張りに期待しています。

にいやん