旧現地レポート

8/10-13小菅村3日目(8/12)

3日目は、お出かけプログラム。
今回の子どもたちはとにかく川遊び希望者が多かったので、行先の候補として「雨乞いの滝」を一番に挙げていました。
しかし、早朝に下見へ行くと夏前の雨で近隣斜面が崩れていたり、増水の影響で川の流れが大きく変わっていたりと、遊び場としては程遠い状況。
とは言え、滝は大迫力で見せてあげたいという気持ちが残ります。

午後から天気が不安定な予報も出ていたので、朝食後早々に準備を整えて、近隣の三つ子山へハイキングに向かいます。
途中、色々な虫を見つけたり、山から染み出た冷たい水で顔を洗って涼んだり、シカの足跡や痕跡を発見したりと少し歩くたびに色々な発見がありました。
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山の中腹にある東屋に着くと、水分を取り、糖分補給の飴ちゃんタイム。
また、地面にある無数の穴をほじくるとアリジゴクが現れ子どもたちは大興奮。
山を歩く時は、あちらこちらから「ヤッホー」の声が聞こえてきました。 DSC08129.JPG
キャンプ場から登山口までのんびり歩いて40分。
登山口から山頂まで60分と入門向けの山ですが、子どもたちには辛く感じる瞬間もあったはず。
そんな時に、同じ班の友達や先についた班のメンバーから「頑張れー!」「あともうちょっとだよー!」という声援が力に変わることを体感したことだと思います。
また、山頂で食べるおにぎりは最高でしたね!

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小菅村の中心部を見下ろせるビューポイントで1枚。

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下りも順調に進み、時間に余裕ができたので、特別に雨乞いの滝を見学しにちょっと寄り道。
「すごーい、すごいよ!」と滝を目の前にして、大興奮のリアクションを見せてくれたので行った甲斐がありました。

そうこうしているうちに、雲行きが怪しくなってきましたが既にキャンプ場へ戻っていたのでもう心配することはありません。
ひとまず、全身汗をかいたのでシャワーでさっぱり。

そして、そろそろ集合を掛けようと思った頃に、バケツをひっくり返すほどの雷雨が降り始めます。
雷が近かったことと、雨の量が多すぎて、全員で集まる食堂の半分が浸水。
そこで、ひとまず野外調理のプログラムを中止にして、今夜は本部スタッフで夕食を用意しました。

食堂と大部屋のキャビンに全体を振り分けて、夕食を食べました。
とろーりチーズをのせたカチャトーラ(鶏肉のトマト煮)を見事に完食。
さらに、子どもたちの食欲が増し、追加でおかずを用意し、ストックしてあったパンやバナナまでペロリ。
この3日間で一番の食欲でした。

その後も天気が不安定で、強い雨が降ったりやんだりを繰り返します。
空とピンポイントの雨雲レーダーを何度も見返しましたが、夕食後から就寝時間以降までさらに強い雨予報、、、

例年であれば、外の食堂(炊事場)の屋根下部分で、キャンプ縮小版のキャンプファイヤーを実施していましたが、今年は密集してしまう状況は避けなければなりません。
とは言え、2か所に分かれてキャンプファイヤーを行うのも、総まとめのプログラムとしては意味合いが変わってきてしまいます。
今夜は判断に悩みました。
苦渋の決断ではありましたが、今夜は天気、日中の疲れと体調のことも考慮して各部屋で班ごとに過ごすことを子どもたちに告げます。
その変わり明日の日中に、キャンプファイヤーと同様のプログラムを行うことを約束しました。

そこから1時間後、再度空を見上げると奇跡的に星が1つ。
雲が晴れていました。
急遽、10分後からキャンプファイヤーをやることを決め、私は大急ぎで準備、子どもたちは大喜びで集合。

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念願の火を囲い、最後の夜を全員で過ごすことができました。
全体の距離を確保し、過度な盛り上げは控えて進行しましたが、今夜のキャンプファイヤーは一体感が強く、とても思い出深い時間になりました。

終わりに子どもたちから感想を聞くと、
「川は冷たかったけど、外が暖かったからたくさん入れて嬉しかった」
「みんなで遊べたことが楽しかった」
「ご飯作りが楽しかった」
「虹を作ったのが楽しかった」
など、共感できるたくさんの思い出が並びました。

最終日に行う予定の荷物整理を各班で進めていたので、明日は遊ぶ時間を通常より多く確保できそうです。
今日は1日の活動量(疲労も)が多かったので、就寝前にも検温をしましたが、みんな元気そうです。

明日のお迎えをよろしくお願いします。

にいやん